CSRF対策がないフォームへの投稿は、投稿者を特定できなくて困る

投稿内容が犯行予告だったりすると困る。(最近ニュースになってる一件がCSRFがらみなのかは知らない)
ちょっと調べて考えてみたところ、条件がよくても投稿可能だったひとを絞り込めるのは2人までで、特定は無理じゃないか?という結論に至った。

  1. 投稿を実行した当時に、投稿に使われたIPアドレスを利用可能だったひと。
  2. 投稿時のリファラーがフォームと異なるホストを指していれば、そのホストの持ち主。

リファラーのホストにXSSCSRFページが仕込まれていたら?とか、無線LANをただ乗りされたら?とか、考え始めるときりがないけど「CSRF対策がないフォームへの投稿者を特定できるか?」という問いのためには、この2人について考えれば十分だと思う。

リファラーがあるなら2で決まりじゃん?と思うけど、決まらないんだなこれが。
リファラーを根拠に投稿者を特定しようとする限り、手書きでウソのリファラーをつけたHTTPヘッダをsocketで送れば、ウソのリファラーが指すURIの持ち主を投稿者に仕立てられてしまう。

この点をはっきりさせるには、どうすればいいんだろう。

  1. 法令で、レンタルサーバー事業者に、ユーザーのドキュメントルート配下の全ファイルについて、一定期間さかのぼれるSubversion的な記録を義務づける。
  2. 法令で、ISPに個人回線のInbound Port 80 Blockingを義務づける。

決定打って思いつかないけど、こういうことって警察庁総務省のえらいひとが考えてそうだなあ。
残念だけど、インターネットってもう少し不自由でないといけないのかも。